監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作: ジョゼ・サラマーゴ 『複製された男』(彩流社刊)
出演: ジェイク・ギレンホール アダム/アンソニー
メラニー・ロラン メアリー
サラ・ガドン ヘレン
なんか人気ないですね~。
不条理小説を不条理に映画にしたら、やっぱり受けないんでしょうかね?
『プリズナーズ』が好きすぎて追いかけで観ました。ご想像の通りサスペンスプロットを期待して観ました。
逆にそれが良かったのか・・・ストーリーが立ち上がる前の例の映像で完全に迷子になり、カナダの集合住宅の気持ち悪いロングショット(『ありふれた事件』以来とても苦手)もあり、得体の知れない不安と収まりの悪い世界観に終始酔いしれて、十分楽しめました。
とにかくサラ・ガドンとメラニー・ロランが美しいです。そこがまた、この映画のテーマのひとつであろう男のゲスさを十分に自覚させてくれて心地よかったです。
『渦』は未見ですが、『灼熱の魂』『プリズナース』と大ファンのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。次も趣味に走るのか、ちょっとは興業を意識するのか、撮る作品が楽しみ。その前に『ボーダーライン』観なきゃ。