実はこの映画、公開当時の印象は「騒々しい映画だなぁ・・・」程度のもの。
ホールの女の子ノーブラで乳首浮いてる、料理人はすぐ私用で外に出る、料理は遅れてる、客は変なヤツばっかり・・・。
流行ってるレストランの裏側ってこんなものなの?
メインのプロットは確かに良くできていたけれども、アッパー過ぎるレストランの描写にちょっと戸惑いました。
それから何年も経って、最近仕事が忙しいせいか、外でゆっくり食事なんて気分もなくなり寂しいななんて思い始めたころ、レンタルショップでDVDを借りるとき、『グラン・ブルー』の白いレストラン、ジャン・レノがパスタをかき込むシーンとどっちが観たいかなぁって迷ったんですが、こっちを観直してよっかった☆
ウードとダンカンが息ぴったりでスペシャルを仕上げるシーンや、厨房からどんどんお皿が上がっていくシーン・・・アドレナリンが出ます。
しかしやっぱり、オーナー(父親)とシェフ(息子)と副シェフ(問題あり)の三角関係や伝統を重んじる父親と新しい潮流に乗る息子の葛藤はいい話です。
特に、「オレは引退する」と言い残してあんな劇的な脚本で古い時代に幕引きをして息子に店を残していったオーナーは、この映画の最重要キャストだと思うのです。めちゃくちゃハードボイルドやん!!しっかりロマンスも香らせつつ・・・。そしてちゃーんとミステリー風味の味付けも効いてて。
やっぱ良くできた脚本だわ。
ちなみにワタシが「ジジーノ」で一番好きな場所はウェイティングのバー。ああいう店に行って飲みたい!!
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