ろぐの垂れ流し

LOVE定額の相手に着信拒否されたことあるか?!

『リディームチーム: 王座奪還への道』Netflix

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 普段はプロスポーツの試合はほとんど観ませんが、スポーツドキュメンタリーは大好きです。映画でも『マネーボール』や『エニイ・ギブン・サンデー』なんかが大好物です。

 

 本作『リディームチーム: 王座奪還への道』は、バスケットボール男子アメリカ代表チームが2004年アテネ五輪で惨敗したことを受けて、2008年の北京五輪での金メダル奪還を絶対的使命として課された選手たちの軌跡を追うNetflixオリジナルのドキュメンタリーです。これがまた良く出来ていまして。

 

 何が面白いかって、チームビルディングとマネジメントの素材がこれだけ活き活きと緻密に捉えられている業界といえばやっぱりプロスポーツとなるわけで、池井戸潤原作のお仕事ドラマが吐き気がするくらい嫌いな私にはこういうコンテンツの方がよほど学びと刺激が多いのです。

 

 本作前半の、世界最高峰の技術を持ったスタープレイヤーが集まるアメリカ男子代表チームが機能不全に陥ってわけが分からん間に各国の格下チームにボコられるギリシャオリンピックの様子などはたまらなくスリリングです。さらに2008年北京で復活を遂げるアメリカ代表がやったのがパラダイムシフトと献身的プレーを身につけることだったというところなんかは相当日本人好みの展開だと思われます。

 

 人付き合いの苦手なコービー・ブライアント先輩の、チームにだんだんと馴染んでいくハートウォーミングなエピソードも好きですが、私が一番好きなのは北京大会の代表チームを指導したデューク大学ブルーデビルズのヘッドコーチ・マイク・シャシェフスキーがいかにも人格者かつ「智将」タイプだというところです。

 

 サッカーだと岡田武史監督が大好きなんですよね。

 

 栗山監督率いるWBC日本代表選手の言動や関係性を観ていると、勝負とはまた別の国際大会の醍醐味というか大事さがあるんだろうなと感じるんです。

 出塁してきた相手チームの走者とコミュニケーションをとる日本代表の野手の仕草が本当に素敵だったんですよね。