【監督】ブリランテ・メンドーサ
【出演】ココ・マルティン
フリオ・ディアス
マリア・イサベル・ロペス
荒い、粗い。
そこが魅力とは言え、勢いで見せる映画ではないので自分には少々辛かった。
車で「仕事場」へ向かう道中は確かに良かった。
けども、結婚式とか、ビールの買出しとか、尺のバランスがおかしくないかい?
車に乗ってからの葛藤の描写に力が入っていただけに、ほいほいと巻き込まれていく過程での『Point Of No Return』が不明瞭なのが非常に惜しい。
それと、娼婦の拷問⇒解体の段取りが悪すぎ。
犯罪組織としてあるまじき準備の悪さ。
その行き当たりばったり感もライブ感覚出すための演出なんだろうか?
公式資料には映画を観ただけでは伝わってこなかった事がいっぱい書いてある。
ちなみに、仕事でフィリピンには何回か行きましたが、すごくいい所です。古き良き昭和。闇市があった時代の日本程度のキナ臭さ。