ろぐの垂れ流し

LOVE定額の相手に着信拒否されたことあるか?!

電車の中で中吊り広告よりも興味深いもの 『悲しきアメリカ―その真の様相』Michel Floquet

 先程、ホームへ上がる階段を駆け登り快速に飛び乗ってきた白髪混じりの、おそらく60手前のビジネスマンがいました。なんだか「アがった」感満載の彼、はぁはぁ言いながら白目剥いて立ったまま寝だします。最初は寝てるとは分からずに、気味の悪いその白目の半目が心臓発作の前兆じゃないかと気が気でなかった僕は彼から目が離せません。胸には一冊のハードカバーを抱えていました。

 

悲しきアメリカ――その真の様相

悲しきアメリカ――その真の様相

 

 

 早速タイトルで検索。リードはこんなものでした。

一方には、自由、シリコンバレー、グーグル、フェイスブックウォール街、ハリウッド、機会均等の国のアメリカという神話がある。他方には、フランス人ジャーナリストのミシェル・フロケが5年間の現地調査で伝えるもう一つのアメリカがある。そこでは国家予算の半分が軍事費で、子供の4人に1人が貧困により公費の給食を受け、総人口比で世界最大数の受刑者がいて、毎日、全国で30人以上が銃火器で死亡する。大学の授業料は年額4万ドルで、課税率は最富裕者には15%、貧困者には25-30%。二大政党のみが支配する民主主義制度を維持して政権を分有するために両党は選挙年には70億ドルを使う。

 

 なぬ!めちゃくちゃ面白そうな本読んでんな、おっさん!!
 
 ブクログにログる。まぁ購入するタイミングが来るかどうかは分かりませんが。積ん読も読みかけも数十冊あるので・・・
 
 僕は通勤電車の中で人が読んでる本や新聞の見出しで結構な情報収集をします。ビジネスマンには靴やスーツを教えてもらうし、もちろん美人探しは日課です。
こないだはヤフー知恵袋でずっと離婚と慰謝料のことを調べている男性をしげしげと斜め後ろから見ていました。
 そんなわけで、スマホゲームをやっている人が本当に苦手。自分が興味ないもんだから、全く発見がないからです。周りに対する気遣いができない人は、僕個人の経験則で言えば、日刊ゲンダイ読者よりもモンストユーザーの方が多いんですよね。そこまでいって、みなさんが通勤電車の中で触っているスマートフォンのパネルってパブリックなのかプライベートなのかと考えてみました。電車の中で預金通帳や日記帳を広げる人は滅多にいないでしょう。だけど皆さん、それと同じようなことをスマホでやってますよ。電車の中の全員がイヤホンにスマホで「個」に没入している訳ではありません。僕みたいな人間もいることを認識して、気をつけた方がいいと思います。見られてますよ、まじまじと。
 ちなみに私もスマホが手放せない人間です。スマホを落としたせいで足の爪、割れようともね。

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 調べてみると、「1日あたり利用時間:日本人は1日に約3時間利用、 そのうち25%はゲームを利用」だそうです。約45分/日をスマホゲームに使っているらしいですね。
 
 
 なかなかの時間です。1ヶ月で22.5時間ゲームしてるって。
 悪し様に言うつもりはないんです。なんせ通勤時間が長いのが一番の要因ですよね。1ヶ月で22.5時間を東京都の最低賃金でバイトしたら2万2千円ちょいです。家賃を2万2千円上乗せして、どんだけ通勤時間短くなるか、首都圏の労働環境の課題に行き着いたところで最寄駅に着きました。
 
 ほなお疲れ様です。