監督: スティーヴ・マックィーン
脚本: スティーヴ・マックィーン
出演: マイケル・ファスベンダー ブランドン
キャリー・マリガン シシー
ジェームズ・バッジ・デール デイヴィッド
ルーシー・ウォルターズ 地下鉄の女
ニコール・ベハーリー マリアンヌ
※ネタバレあり
セックス依存症エリートの居候妹はメンヘラビッチなジャズシンガー。
まとめるとそんな話です。
・・・売り方がまずかったと思われる(少なくとも僕にとっては)。
予告編を見ないままで本編鑑賞をしたかったなぁ。
「セックス依存症に隠した本当のSHAMEとは・・・?」なんて構成になってないじゃん!?
てっきり近親相姦でオチるのかと思ってたよ!
あーーーー、フラットに都市生活者の孤独とコミュニケーション不全を描いた映画と捉えて観てればもっと集中できたのに・・・。
『私を離さないで』での可憐な少女役でファンになったキャリー・マリガンの壊れ方がいろんな意味で悲しかった。
女優業ってすごいな。そしてキャリー・マリガン、上手い。
マイケル・ファスベンダーが途中でデートをする女性マリアンヌ役のニコール・ベハーリーが素敵杉。
体も綺麗だし、なんせ表情がかわいい。綺麗系の顔立ちやファッションで、視線や演技の表情が愛らしい。たまんないな彼女。これから追いかけよう。
地下鉄で視線を絡めあう女性(ルーシー・ウォルターズ)の演出が、鑑賞中はよく分からなかった。
特に、劇中1回目のシーンでルーシー・ウォルターズの表情は誘い・誘われから困惑が混ざり始め、電車を出るときには明らかに嫌悪があらわになっている。その時は電車を出てまで彼女を追いかけるマイケル・ファスベンダーを撮る必要性がよく分からなかった。
そしてラストカットでまたルーシー・ウォルターズが出てきて、今回は明らかに誘い・誘われでラスト。
・・・もしかして、「地下鉄の女」は現実にはマイケル・ファスベンダーに色目なんか使ってなくて、途中までは現実と妄想の間を行ったり来たりしてたのが、シシーの自殺未遂やらなんやら色々あって、「境界越えてしまいました」って脚本なの?
だとしたら怖いよ!!
だから現実の愛情関係が結べないっていう設定でマリアンヌとセックスが成立しなかったのかな?
まぁどんな真相があるにせよ、僕よりもててるんで、あんまり感情移入できなかったけどね。
『ハピネス』と『ショートバス』と『アメリカン・サイコ』と続けて観たら、この映画のポジションがはっきりするかも。
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