ろぐの垂れ流し

LOVE定額の相手に着信拒否されたことあるか?!

『幻想の経済成長』デイヴィッド ピリング

読むのにとっても時間がかかった。理由は、この本は学術書や実用書の類ではなく、「面白いノンフィクション、ルポタージュ」の体裁だから。 いつものようにビジネス書を読んでいる時ならば、マーカーと付箋を片手に「読み返した時に拾うところ」を残していく…

『DINER』平山夢明

昔、ノーパンしゃぶしゃぶというのが流行ったと聞く。自分には絶対に楽しめない業態だ。なぜなら僕には食欲と性欲を一緒に満たすことは出来ないから。それら欲求の対象が同時に目の前に並んでいれば、先に気持ちの悪さを感じるだろう。仕方がない、そういう…

二周遅れの「働き方改革」

このあいだ部下が嘆いていた。「なんであいつら(職場の役職者のおっさん達)、業務の打合せをスケジュール設定無しに終わらせんスか!?」彼からすると、なんだか自分がやらないといけない仕事が匂うのに、タスキングをするための要素が足りなさ過ぎて気持…

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』ヤニス・バルファキス 読書感想

ギリシャ金融危機の際にギリシャの財務大臣を務めてた経済学者が書いた本。 たしかに面白かった! 『信用の新世紀』『日本が売られる』『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼 』『進歩: 人類の未来が明るい10の理由』なんかに書かれている事がこの本でギュッと結…

『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング 他

ジャック・アタリの『危機とサバイバル』、堤未果の『日本が売られる』、森永卓郎の『なぜ日本だけが成長できないのか 』などを読んでいると、どうしても世界や未来に対して悲観的になってしまうので、この本を手にとってみた。 世界各国の人々の所得、健康…

日本人の原罪

事実や数字をかくも軽んじる日本人の価値観の上位にあるもの。日本人の反省と学習と成長を阻んでいる " it "って何なんだろう。 数も数えられない役所に自分や家族の財産や生命を喜んで預けたがるほど、僕はマゾヒスティックな人間ではない。 政権交代にもつ…

『白痴』坂口安吾

作中では井沢が白痴の女性と性交渉していたかっていうのは明らかには書かれていないけど、おそらく肉体関係はあったんだろう。でも私には白痴の女性と性交渉を持つという変態性は、この作品においてそれほど重要ではないように読めた。 職場や文化的な空気や…

『ファーナス/訣別の朝 OUT OF THE FURNACE』(2013)

監督:スコット・クーパー出演:クリスチャン・ベイル、ウディ・ハレルソン ケイシー・アフレック、フォレスト・ウィテカー ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ サム・シェパード 随分前に観たのですが、妙に痛い心の引っ掻き傷のようなものを残した映画…

本 『殺戮にいたる病』『絶叫』『その女アレックス』

昨日、『殺戮にいたる病』を読了しました。 伝説のラストシーンとやらを体験。 叙述トリックを使った「本格」なんだそうです。・・・正直言うと、本は一回読んだだけで楽しめないとしんどい私には「本格ミステリー」は向いていないですね。 同じくらい気持ち…

土漠の花

『土漠の花』(月村了衛著/幻冬舎刊) あらすじプロモーションビデオ - YouTube先ほど新幹線の車内で読み終わって、号泣して、隣のビジネフマンに引かれました。「クライマーズ・ハイ」くらい泣いたかな。・・・自衛隊がソマリアでの活動中に戦闘に巻き込ま…

我々日本人にも、「戦争」の覚悟は不要とは言えない。『悪童日記』アゴタ・クリストフ

今、このタイミングでこの小説に出会えたことに感謝しています。「その女アレックス」談義の時に同僚に勧められてイッキ読み。「スゴ本」でした。 戦争に反対することと、戦火を逃れる備えをすることは、同時にやっていてもおかしいことではないと思います。…

その女アレックス (文春文庫)

「スゴ本」でした。 久しぶりに「凄い読書体験をした!」って感じです。 暴力描写と性的な設定が女性には少々酷な話ではありますが、間違い無くお勧めですね。 精緻さとダイナミックさ、残酷さとヒューマニズムが絶妙に両立している素晴らしい小説。 アレッ…

本・book 『駆込み訴え』 太宰治

休日に、仕事をしようと一旦椅子に腰掛けましたが、先週のイカ釣りで波に足をすくわれ、横転した時に打った左脇の下が痛んで辛かったので、iPad持ってベットへ逆戻り。 会社の同僚の女性に薦められた太宰治の「駆け込み訴え」を読んでみました。 同僚女性か…

本・book『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』千田琢哉

昨年、放っておけば死ぬような大病をしたのでタイトルが気になって購入した。 具体的なトピックが一つ一つ完結する形で短く書かれているので読みやすい。時間の単位が少しずつ伸びていって次第に「人生」という時間軸になっていく構成も面白い。 哲学的な書…

本・book『外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック』

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック作者: 山口周出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/05/02メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る あくまでスライドの作成術であって、プレゼンテーシ…

『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』 岩田松雄

読みやすいが、散漫で内容が薄く感じられた。 親しみやすい内容にしたいという方針なのだろうが、そこは残念。 血の通った人間味のあるマネジメント、リーダーシップという筋は一本通っているが、そもそもサーバントリーダーシップという概念があるのだから…